イタリアの天空の街オルヴィエート
オルヴィエートはイタリアのウンブリア州にある、凝灰岩の丘の上にあるとても美しい街です。この辺りは凝灰岩の上にできた都市が多くピティリアーノなんかもそうですね。
少し離れた場所から見たオルヴィエートです。ピティリアーノと比べると大きな街です。人口は21,000人
オルヴィエートはフィレンチェとローマの間に位置しており、どちらからも電車で1時間強とアクセスがよいです。
オルヴィエートへは駅を出た後、ケーブルカーもしくはバスに乗って丘の上の旧市街まであがります。
料金はケーブルカーが1.3ユーロです(90分有効)夜は8時半までの運行なのでそれ以降はバスの利用になります。
オルヴィエートといえばドゥオーモ
オルヴィエートといえば街の規模に壮麗なゴシック様式の大聖堂で有名です。
ミラノやフィレンチェのドゥオーモに負けない迫力ある大聖堂です。こちらの大聖堂は13世紀にオルヴィエートの近くにあるボルセーナで、教会での儀式中、聖体布(パンなどをくるむ特別な布)から血液があふれでてきたのを「ボルセーナの奇跡」としてその聖体布を納めるためにこの大聖堂が建てられたそうです。
こちらは教会内部
オルヴィエートのドゥオーモで見ておくべきなのは、入って右側にある聖ブリッツィオ礼拝堂にの壁一面に描かれている、ルカ・シニョレッリの最後の審判です。
ミケランジェロの最後の審判にも影響を与えたと言われているこちらの大作はぜひじっくりと見ていってください。
オルヴィエートにはその他にも地下洞窟やサン・パトリツィオの井戸の井戸など面白い観光地があります。私が行ったのは3月でしたが、どこの場所も空いていていてとても快適でした。
美しい街並においしいご飯
オルヴィエートといえば美しい街並で知られ、街を散策するだけでも楽しいです。
治安もとてもよく夜でも比較的安心して出歩くことができます。治安の悪いローマを避けてオルヴィエートに滞在するのもありですね。
美食の町オルヴィエート
オルヴィエートは美食の町としても知られ、美味しいレストランが数多くあり、オルヴィエートクラシコと呼ばれる白ワインも有名です。(私も2本ほど買って帰りました。お手頃価格なものもあるのでお土産に是非)
www.tripadvisor.jp
私はこちらのnumero uno というレストランで食べましたが、ここで食べたトリュフのウンブリッケ(ウンブリア州のパスタ、うどんに少し似て太麺)は人生で食べたパスタの中で一番美味しかったです。口の中全体にトリュフの香りが広がり最高でした。地元のガイドさんも「このレストランがNo1」とおっしゃっていました。メールで予約することもでき、わざわざグーグル翻訳してくれたメニューを出してくれるなどとても親切なシェフが印象的な素敵なレストランです。
www.tripadvisor.jp
またこちらのカフェは街の中心にあり、オシャレカフェで居心地がよかったです。
富田林の癒しカフェ たんぽぽ
たんぽぽは富田林市高辺台にある、カフェです。美味しいコロッケやドーナツが人気でランチの時間はいつも混雑しています。
基本的に車で行くことになると思いますが、駐車場はお店と前と少し離れたところに合計10台ほどあります。
お店は落ち着いた雰囲気で暖かみがあります。この日は切り絵サークルの展示が行われていました。
CDがたくさん置いてます。定期的にコンサートも開かれているようです。
こちらはメニュー、今回はたんぽぽランチを注文しました。1300円です。
夏なのでそうめんがついてきました。どれも優しい味で美味しかったです。
食後にアイスコーヒーとドーナツ
こちらのドーナツとても人気です。サクサクした食感の素朴なドーナツで私も大好きです。ティータイムにドーナツセットも人気です。
以前に紹介した、オニジャスコーヒーや桜珈琲に比べると小規模な個人店ですが、その分落ち着きます。家の近くにこんなカフェがあるといいな思える素敵なカフェです。
こちらのカフェは月曜が定休日で、9月からは月初めの1日〜5日はお休みなるようです。(最新の情報はお店にお問い合わせください。)
マツコの知らない世界で紹介されたダムカレー FLOUR 狭山店
ダムカレーとはダムを模した形をしているカレーです。最近流行っているようで、マツコの知らない世界でも紹介されていました。日本ダムカレー教会なんてものもあるようです。
そのTVの中で、普段よく行っている日本最古のため池である狭山池にあるFLOURのダムカレーが紹介されていました。実はいつも行っているカフェなんですがダムカレーなんていうメニューがあること知らなかったのでせっかくなので食べに行ってきました。
こちらがFLOUR狭山店です。駐車場もあり6台ほど止めれます。気候のよい時は狭山池をウォーキングしたお客さんなのでいつも満員です。
アクセスは南海高野線大阪狭山市駅と金剛駅の間ぐらい徒歩で20分くらいです。やや大阪狭山市駅の方が近いです。
店内は1階でパン屋、ケーキお茶菓子を売っていて、2階がカフェになっています。店内から狭山池がよく見えます。
こちらはメニューです。ダムカレーは1200円(税別)
いつもはシェフランチプレートをよく頼みます。またモーニングはお手頃価格でおすすめです^^
そしてこれがそのダムカレー、大阪狭山市にある帝塚山学院大学がレシピを開発されたそうです。
形がしっかりと狭山池の形になっています。お味の方はやや甘めですが、スパイスの味もしっかりして美味しかったです。子供から大人まで楽しめる味だと思います。
食後のデザートに頼んだクレームガナッシュ
シンプルな味で美味しいです。ケーキは400円ぐらいまでのお手頃価格のものが多いです。
FLOURはお菓子の通販もしていて、特にマダムヨーコというお菓子が有名です。
通販もあるので気になる方は是非
www.cf-flour.jp
狭山池は桜の名所
FLOURから見えている狭山池は築造1400年の日本最古のため池です。近年池の周囲を舗装し、周りに桜を植えていて春にはたくさんお花見に来る人がいます。またゴールデンウイークには狭山池祭りというお祭りがあって、たくさんのお店が池の周囲に出店され、たくさんの人が訪れます。去年はラバーダックを浮かべたりもしていましたが、嵐の日にしぼんでかわいそうなことになっていました。
桜の後ろに見える建物は、狭山池博物館で、安藤忠雄さん設計の豪華な建造物です。ちなみに入場料は無料でいつも空いてます^^
安藤忠雄さんの建築らしくコンクリート打ちっぱなしで、入り口がわかりづらいです(笑)以前こちらの博物館に来られて講演をされていたので聴きにいって、サインをもらったことがあります。年齢を感じさせない元気な方でした。
美食の都市 ボローニャはイタリアらしからぬ秩序のある都市
ボローニャはエミリア=ロマーニャ州の州都で、人口40万人ほどの都市です。(イタリアで第七位)
ボローニャはミラノなどの北部都市と、フィレレンチェ、ローマなどの中部都市を繋ぐ交通の要所として栄えてきました。
また「美食の都市」としても有名で、日本でもボロネーゼで有名ですよね。またかつて中田英寿さんがセリエAのボローニャでプレイしていたことでも知られています。
こちらボローニャのレストランRistorante da Nelloで食べたタリアテッレ・ラグーボロネーゼ 落ち着いたレストランで味もよく、街の中心にあるのでおすすめです。
www.tripadvisor.it
ボローニャは学問の都としても有名で、1088年創立のヨーロッパ最古のボローニャ大学は今でも10万人以上の学生がいます。訪れた際も学生が広場に集まってデモをしておりました。
こちらは旧ボローニャ大学の内部で観光地になっています。下の写真は人体解剖室です。中世の時代に人体解剖をしていたのは、ボローニャ大学の先進性と自由な校風が伺えます。
こちらはボローニャの二本並んだ斜塔の内アジネッリの塔に登って撮った写真です。
赤い屋根の街並が特徴的ですが、実はこの街並は第二次世界大戦で空爆により破壊された街並を忠実に再現して復興したものです。
ボローニャの街並みは至る所にこのようなポルティコと呼ばれるアーケードが見られます。
マッジョーレ広場にある聖ペトロニオ大聖堂、ちなみに未完成のままらしいです。
ボローニャに滞在して、日帰り旅行
ボローニャは交通の要所なだけあって、ここから日帰りでイタリアのいろんな観光都市に行けます。
たとえば、生ハムで有名なパルマや、フェラーリで有名なモデナ、サンマリノ共和国、モザイク画で有名なラヴェンナ、フィレンチェ、リゾート地のリミニなど数多くの街に1時間ほどでアクセスできるので、ボローニャを基点に各地を回るのもおすすめです。駅前にきれいで手頃なエクセルシオールなどのホテルもいくつかあります。
イタリアらしからぬ落ち着き
またボローニャはイタリアの大都市の中ではゴミが落ちてなくて街が奇麗、かつ人々がテキパキと働いており、とても秩序だっています。ボローニャ発の企業も多くバッグや財布で有名なフルラやランボルギーニ、マセラティなどの自動車会社の発祥地でもあり所得水準もイタリアでは高いそうです。ボローニャ国際空港も市の中心から、15分とアクセスがよく、税関も空いているためとてもスムーズです。
また職員もドイツの空港のようにしっかりと働いていて良い意味でイタリアらしくなかったです。(ローマの税関なんかは混んでいるし、係員の態度が横柄で最悪でした。)
行くまではただの主要都市への中継地点と思っていたボローニャ、見所も多く、イタリアの中ではとても落ち着いて秩序だった雰囲気がとても良かったです。イタリア観光の拠点としてボローニャに滞在するのは結構おすすめです。
トスカーナの世界遺産 塔の街 サンジミニャーノ
トスカーナはフィレンツェをはじめとして、たくさんの魅力的な街がありますが、サンジミニャーノもとても人気のある世界遺産の街です。
サンジミニャーノは中性の時代に貴族や、富豪が競って高い塔を建てたため、最盛期には72本もの塔があったらしいです。
今でも一番高いグロッサの塔には登ることができて、街を見渡すことができます。それほど高い塔ではないので、是非上ってみてください。
塔の上からはトスカーナの奇麗な風景とともに塔の街を見れます。
グロッサの塔、ミュージアムと一緒になってます。
あとサンジミニャーノにはジェラードのコンテストで世界一に輝いたGelateria Dondoliというお店があります。
2ユーロほどで世界一のジェラードが食べられるのでぜひ食べてみてください。
私も食べましたが(写真どっかにいってしまいました><)とても美味しかった記憶があります。
サンジミニャーノは治安もよく、道も奇麗で、フィレンチェからバスにはなりますがアクセスできるということで、とても人気の観光地です。日帰りの場合は是非早い時間に訪れてください。宿泊客は少ないため、朝早くだと観光客もおらず世界遺産の街を独占できます。
トスカーナの田舎道に突如現れる絶景 ピティリアーノ
イタリアってメジャーな街以外にも本当に見所たくさんで、小さな村や街が本当に奇麗です。(これはヨーロッパの他の国にもいえます。)
最近絶景ブームで有名になった、チヴィタ・ディ・バニョレージョ なんかもイタリアですよね^^
(チヴィタは写真で見るよりも、実際は絶景でした。猫さんもたくさん)
今回は、日本ではあまり知られていないトスカーナの小さな街ピティリアーノを紹介します。
こちらがそのピティリアーノです。凝灰岩の崖の上にたつ街は美しく、宮崎アニメの中に出てくるような佇まいです。
こちらは全景、街のホームページから拝借しました。人口4000人の小さな街です。
ピティリアーノの歴史は古く、2000年以上前の古代エルトリアまでさかのぼれます。
この地域はかつて火山があったことから、堆積した灰が凝灰岩となりその上に要塞と化した街ができています。
イタリアは小国が乱立していたことから、天然の要塞になる崖の上にできた街が多く存在します。有名なところではサンマリノ共和国なんかもそうですね
写真はサンマリノ
ピティリアーノの魅力としては、絶景が見られることの他に、まだ観光地として知られておらず、実際2015年の3月に訪れた時は観光客は私だけでした。街自体はとてもコンパクトで、2時間も歩けばほとんどの道を制覇できます。
街の雰囲気はこんな感じです。
奇麗な白猫さんと出会いました。
街で一番古い教会、13世紀に建てられました。
難点はアクセスが悪い
ピティリアーノは素敵な街なんですが、難点として、アクセスがあまりよくないことがあげられます。
アクセスはこちらのアーモイタリアさんが詳しく載せてくれていますが、バスでしか行けないのはなかなかハードルが高いですね。
http://www.amoitalia.com/toscana/pitigliano_access.html
私はアーモイタリアさんに現地でガイドツアーを頼んで、ピティリアーノには行きました。とっても親切なガイドさんでしたよ。
観光地としてマイナーなため、人も少なく、街もとっても奇麗なピティリアーノ。絶景が好きな方は是非訪れてみてください。
世界で一番世界遺産の多い国 イタリア
奥さんの出産を控えているので、今年は海外旅行に行けませんでしたが、いつもは海外、とくにヨーロッパに年に一回ほど行っていました。
その中でもイタリアは、何回も訪れ、30ぐらいの街を巡るなど大好きな国です。
イタリアの何が魅力かというと、53個も世界遺産があって見所たくさんなのはもちろんですし、19世紀まで都市国家が乱立して統一されていなかったので、同じイタリアでも街によって文化も料理も違うので、何回行っても飽きないです。
またフィレンツェやヴェネツィアといった、超有名な観光都市以外にも、小さな街や村が本当に奇麗で魅力的です。(フィレンツェなどは見所満載で、大好きですが、ゴミや犬のうんちが気になります。)
(写真はローマとフィレンツェの間にあるオルヴィエート、大きな大聖堂が有名です。)
あとイタリアって、チェーン店が嫌いで、スタバやマクドナルドを全然見ないです。その代わり行く町ごとに有名なバール(カフェ)があって、基本的に立ち飲みだったたら、フィレンツェの有名店でも1ユーロでエスプレッソが飲めます。(座ると5ユーロになったりします。)ちなみにスターバックスは創業者のハワード・シュルツがイタリアのバールを参考に作ったそうです。
イタリアは個人旅行にオススメ
イタリアって以外と公共の交通機関が充実していて、電車とバスでたいていの街に行けます。(イタリア国鉄はストに注意)電車の本数もそれなりにあって、高速電車の一等席ならかなり快適です。ネットで予約も可能です。(システムがよくなくて、めちゃくちゃイライラしますが><)
あと個人旅行に便利な現地で旅行業をされている便利なサイトも多く、情報がたくさん入るので計画をたてやすいです。
あとイタリア英語通じないって人もいますが、大都市の観光地ならほぼ100%英語通じます。トイレの借り方とカフェの注文ぐらいイタリア語でできたらなんとかなります。(田舎はやっぱり英語通じないことも結構ありました。)
(写真はイタリアの新幹線イタロ、イタロは私鉄なので、ストはあまり心配いりません。)
そんな魅力的なイタリアの街や文化などを旅の思い出を、思い出すためにも少しずつ記録していこうかなと思っています^^
写真は市の広場で行われるパリオという競馬のお祭りが有名なシエナ